福岡県市町村別の人口ランキング・人口増加率ランキング。

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福岡県では昭和45年に実施された国勢調査以降、人口が増え続けています。県全体では人口増加が続いていますが、各市町村の人口増加率を見ると、全ての市町村の人口が増加しているわけではありません。この記事では福岡県の各市町村の現在の人口と、国勢調査による5年前の人口と比較した人口増加率を紹介します。

地域の人口や人口増加率は、住まい探し、不動産投資、会社の経営に役立つ大切なデータなので、定期的に確認しましょう。

Contents

人口ランキング

福岡県の市町村別人口ランキング

福岡県の市町村別人口ランキングを紹介します。このランキングは福岡県の「人口移動調査 第1表 市区町村別人口(令和3年7月1日時点の推計結果)」の基に作成しました。(参照:福岡県オープンデータサイト

ランキングを見てみると、人口100万人を超えるのは1位の福岡市だけです。2021年7月1日の推計人口は161万9783人です。2位の北九州市93万3991人を大きく引き離しています。

人口10万人を超えるのは福岡市と北九州市以外では久留米市、飯塚市、春日市、大牟田市、筑紫野市、大野城市の6市です。人口1万人以上10万人以下の自治体は43市町、人口1万人以下の自治体は9町村となっています。

基礎データ:福岡県の推計人口は513万371人。福岡県の市町村は29市、29町、2村の合計60市町村。

福岡県市町村人口ランキング2021

順位市町村人口
1福岡市1,619,783
2北九州市933,991
3久留米市302,724
4飯塚市125,784
5春日市110,902
6大牟田市110,138
7筑紫野市104,014
8大野城市102,241
9糸島市99,658
10宗像市97,142
11太宰府市73,129
12行橋市71,318
13福津市67,649
14柳川市63,834
15八女市60,140
16小郡市59,452
17古賀市58,753
18直方市56,007
19那珂川市50,094
20朝倉市49,808
21筑後市48,681
22糟屋郡粕屋町48,531
23糟屋郡志免町46,247
24田川市45,794
25中間市39,816
26京都郡苅田町37,825
27糟屋郡宇美町37,715
28みやま市35,477
29嘉麻市34,952
30糟屋郡新宮町32,906
31大川市32,659
32糟屋郡篠栗町31,068
33遠賀郡岡垣町30,944
34朝倉郡筑前町29,727
35糟屋郡須恵町28,703
36遠賀郡水巻町28,038
37うきは市27,676
38宮若市26,042
39豊前市24,082
40田川郡福智町21,022
41八女郡広川町19,951
42遠賀郡遠賀町18,800
43京都郡みやこ町18,533
44築上郡築上町16,894
45三井郡大刀洗町15,610
46田川郡川崎町15,004
47鞍手郡鞍手町14,902
48三潴郡大木町13,732
49遠賀郡芦屋町13,186
50嘉穂郡桂川町12,791
51田川郡香春町10,114
52糟屋郡久山町9,182
53田川郡添田町8,568
54田川郡糸田町8,283
55築上郡上毛町7,183
56鞍手郡小竹町7,076
57築上郡吉富町6,494
58田川郡大任町4,979
59田川郡赤村2,757
60朝倉郡東峰村1,866

福岡市の行政区毎の人口とランキング

福岡市の人口は161万9783人で、政令指定都市の中で5位となっています。また、人口増加率は政令指定都市の中でトップ。九州・山口のビジネス、商業、娯楽、文化、観光の中心地であり、日本、世界が注目する都市です。

福岡市で最も人口が多いのは東区で、福岡県の市町村人口ランキング3位の久留米市を超えています。博多区、中央区、南区、早良区、西区はいずれも人口20万人を超えています。また、城南区の人口13万3367人も県の市町村ランキングと比較すると4位に相当する人口です。

人口増加率は博多区が最も高く、次に中央区の増加率が高いです。福岡市では今後も人口が増加していくと思われます。

福岡市行政区の人口ランキング2021

順位福岡市の行政区人口
1東区325,097
2南区266,527
3博多区253,298
4早良区222,154
5西区211,817
6中央区207,523
7城南区133,367

北九州市の行政区毎の人口とランキング

北九州の人口は93万3991人です。2,020年の国勢調査の速報値によると全国1,719市町村の中で最も多い2万1664人(-2.25%)の人口減となっています。小倉北区のみ5年前より人口が増加していますがその他の行政区はすべて人口が減っています。

北九州は元々製造業が盛んなエリアですが、産業構造や世界情勢の変化で、機械化や海外進出などが進んでおり、雇用が減少しているのも人口減少の要因でしょう。また、北九州市は九州で2番目の人口の都市ですが、近くにさらに大きな都市、福岡市があるので、進学や就職で若者がそちらに出ていくということも要因です。

北九州には、製造業や環境の分野で高い技術力の積み重ねがあります。強みを生かして新たな雇用を創出し、若者が地元で就職するような流れをつくる必要があります。

北九州市行政区の人口ランキング2021

順位北九州市の行政区人口
1八幡西区248,983
2小倉南区208,296
3小倉北区183,135
4門司区92,713
5若松区79,687
6八幡東区64,302
7戸畑区56,875

福岡県の市町村人口増加率ランキング

福岡県の市町村の人口増加率ランキングを紹介します。ランキングは令和2年国勢調査の結果(令和3年6月25日発表)を基に作成しました。(参照:総務省『令和2年国勢調査 調査の結果』

増加率は5年前実施(平成27年)の国勢調査の結果との比較です。つまり5年間で人口がどれくらい増えたのか、減ったのかということがわかります。※増加率は小数第三位を四捨五入した数値です。

福岡市は政令指定都市で人口増加数・人口増加率とも全国1位。福岡市の勢いは周辺自治体にも波及しており、福岡都市圏全体で人口増加が続いています。5年前の調査から人口が増加したのは福岡県内の60市町村のうち22市町村です。そのうち福岡市および福岡都市圏が16市町村を占めています。

福岡都市圏以外で人口が増加したのは、京都郡苅田町、行橋市、三井郡大刀洗町、小郡市、筑後市、朝倉郡筑前町の6市町です。

また、福津市、久山町、新宮町、苅田町は人口増加率全国ランキング20位以内にランクインしています。

福岡都市圏

福岡都市圏とは福岡市を含めて周辺の17市町で構成される地域です。
福岡市、筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、那珂川市、古賀市、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、新宮町、久山町、粕屋町、宗像市、福津市、糸島市

人口増加率ランキング

順位市町村5年間の
人口増加率(%)
1福津市14.22
2糟屋郡久山町10.38
3糟屋郡新宮町8.57
4京都郡苅田町7.80
5糟屋郡粕屋町6.30
6糟屋郡須恵町5.07
7福岡市4.85
8大野城市2.66
9三井郡大刀洗町2.58
10糸島市2.56
11糟屋郡志免町2.51
12小郡市2.46
13筑紫野市2.27
14太宰府市1.55
15古賀市1.50
16行橋市1.30
17筑後市1.09
18朝倉郡筑前町1.05
19宗像市0.67
20春日市0.32
21那珂川市0.28
22糟屋郡篠栗町0.06
23久留米市-0.35
24糟屋郡宇美町-0.60
25遠賀郡遠賀町-0.75
26八女郡広川町-0.97
27築上郡吉富町-1.33
28直方市-1.50
29遠賀郡岡垣町-1.75
30飯塚市-2.06
31北九州市-2.25
32三潴郡大木町-2.48
33築上郡上毛町-2.74
34遠賀郡水巻町-2.96
35田川郡大任町-3.15
36中間市-3.40
37朝倉市-4.01
38嘉穂郡桂川町-4.45
39遠賀郡芦屋町-4.55
40田川市-4.55
41柳川市-4.78
42うきは市-5.07
43大牟田市-5.10
44大川市-5.25
45鞍手郡鞍手町-5.70
46八女市-5.83
47みやま市-5.85
48豊前市-5.89
49田川郡香春町-6.10
50田川郡福智町-6.33
51宮若市-6.35
52田川郡糸田町-6.72
53京都郡みやこ町-6.94
54築上郡築上町-7.45
55田川郡赤村-8.14
56嘉麻市-8.33
57鞍手郡小竹町-8.43
58田川郡川崎町-9.52
59田川郡添田町-11.28
60朝倉郡東峰村-12.42

将来の人口予測とまとめ

現在(2021年)までの人口増減や増加率を紹介しました。人口の変動は今後の住まいや仕事、不動産投資、マーケティングなど様々な判断において重要な情報です。また、現在までの人口の変動と合わせて、将来の人口予測も加味して様々な判断をする必要があります。

国立社会保障・人口問題研究所がに発表した『日本の地域別将来推計人口の予測(平成30(2018)年推計)』によると、2015年の人口を基準として2045年(30年後)に人口が増加すると予測されているのは全60市町村のうち7市町だけです。

2045年に人口が増加していると予測されるのは、福岡市(107.5)、大野城市(106.8)、志免町(103.7)、須恵町(103.8)、新宮町(103.3)、久山町(102.5)、粕屋町(120.4)です。※かっこ内の数値は2015年の総人口を100としたときの2045年の総人口の指数です。

増加しているのは福岡市と糟屋郡だけですね。福岡県全体の人口は2045年に現在の89.3%になると予測されています。こうした予測は採用するデータによって結果が変わってきますが参考になります。

今回紹介したランキングや、将来の予測を見るとどこの不動産がを買うべきなのか、どういったマーケティング、ビジネスの戦略をとるのかということが見えてきます。ぜひ参考にしてください。

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